兵庫県養父市

2017年05月18日


兵庫100山に戻る

兵庫100山』   前回とは登山道を変えてみたが、道中に見所無く、相変わらずに山頂からの展望も無かった。
ウィキペディアから
蘇武岳から金山峠を経て妙見山に至る縦走路は加藤文太郎や植村直己が歩いたコースで、またザゼンソ
ウの大群落があることでも知られ、登山者の間で人気が高い。自家用車やタクシーを使う場合は妙見山
キャンプ場から徒歩1時間15分程度、但東バス終点の石原バス停からは、頂上まで3時間近くかかる。
多くの登山者は金山峠や名草神社を経るルートを採用している。冬季は積雪量が多く登山にも注意が必
要である。
まずは道間違いでご挨拶
  三重塔の前を通り、本殿に行くのに参道の階段を上ったのが道間違いの始
まりとなった。 改修中の本殿の廻りを探すとはっきりとした登山道があっ
た。 登山口の表示がなかったのでやばいかもと思ったが、どこまでも続く
水平道にどこかで登りに転じると思ったが、方向がどんどん遠のいて行く
途中で諦めて引き返すことにした。 この道間違いで44分を損失する。
  改修中の本殿に戻り、大工に登山道を聞くと教えてくれた。
妙見山
  妙見峠までの登山道(参道?)は、やけに幅広く林道跡にも思えたが、石仏
が立っているだけで見所は何も無し。 妙見峠からは尾根筋の登山道となり、横には平行して林道が伸びる様になる。同じく、見所無し。
山頂は残念ながら従来と同じで、展望はまったく無かった
今日の山歩きで
  蘇武岳は一面のブナ林、歩き易い道、相変わらずの山頂からの大展望で随分と株が上がったが、妙見山は登山コースを変えたとて、何も良い点は見いだせない残念な山であり、株価は更に急落した。
〔007〕妙見山 (1,139m)
妙見山へは過去2回共に最短コースから登っているが、道中に見所の無いこと、山頂からはまったく展
望の無いことから、個人的には兵庫100山の中で最低ランクの好きで無い山に入れていた。
多分、今回が妙見山に登る最後のチャンスだと思うので、一般的な名草神社から登ってみようと思った。前回から6年も経っているので、山頂も伐採されて展望が良くなっているかも知れない。(淡い期待)
みょうけんさん
Road Map :R9を八鹿から県道267号線に入り、妙見蘇武山道から名草神社に向かう。
Route Map:名草神社の駐車場から妙見峠を経由して山頂を往復する。
往復:2時間08分(登山口から)
登り:1時間12分
下り:53分
舗装された道を上って行くと直ぐに綺麗な”三重塔”に着く。
ここにはトイレと駐車場があったので、下に車を停めたのが悔やまれる。
名草神社への道路の入口に駐車場があったので、ここがハイカー用の駐車場かと思った。12時33分に歩き始めるが、その後、道間違いで44分もロスする。
改修中の本殿の廻りを探すとはっきりとした踏み跡があったが、登山口
の表示が無く、怪しいとは思ったが、他に踏み跡が無いので歩いてみる
ことにした。結局、道間違いと判り44分をロスする。
本殿に戻り、大工に登山道を聞くと直ぐ近くにあることを教えてくれた。
登山口の表示が見付からないので本殿への階段を上る。これが道間違いの始まりで車道を歩いていれば登山口があったのだった。
13時27分に仕切り直して登山道に入る。なので歩行時間は駐車場からでなく、登山口からとした。
本殿への石階段を上らなければ、問題無くこの登山道入口に至ったのだった。粗末ながら登山道の表示もあったので後は安心して歩ける。
13時27分にて仕切り直して、登山道に入る。
午前中に引き続き晴天ではあるが、陽射しがスギ林に遮られ疎らになってしまっている。
一帯はスギの植林帯であり、蘇武岳のブナ林と違い雰囲気は悪い。
登山道はスギの落葉と枯れ枝で覆われており、昔は林道だったのでは?と思える道には石仏が点在していた。
登山口から34分にて”妙見峠”に着く。ここから先へも広い道が続いており、表示が無ければ通り過ぎてしまうところだった。
斜面としては急であり、林道の様な幅広い登山道は大きくジクを切って登って行く。
”妙見峠”からは尾根筋の道となり、水平道よりかは少し下り気味になっていた。相変わらずにスギの木が多い。
”妙見峠”にあった道標は路線図の様に書かれており、判り難いものだった。山頂までの距離だけを参考にさせて頂く。
尾根筋の登山道は小さく登り下りしているが、林道跡はフラットに見える。下山時は林道跡を歩いてみるか。
西側には登山道と平行して林道跡が走り、所々で林道跡と出合うが、林道跡を歩くことなく、一貫して登山道は付いていた。
登山道にアップダウンがあると言っても大したことは無いのだが。
林道跡を歩く様にした方が楽だと思うのだが・・・
感じの良い新緑の広葉樹もあったのだが、スギの木が多く、全体に雰囲気は悪い。
登山口から53分、妙見峠から19分にて、妙見峠〜山頂の中間点に着く。他にも同様の道標があったが、設置場所がインチキ臭いものもあった。
雪の重みで倒れてしまったと思われるコブシが満開に咲いていた。
小さな道標は剥がれている物もあり、役に立っていない物が多い。
山頂にあった方位盤は新しく設置された物かと思ったが、16年前の写真にも写っていた。6年前に登った時はジジババ軍団がこの方位盤の上に座り込み、昼飯にしていたので確認出来なかったのだ。
1時間12分にて”妙見山”(1,139m)に着く。
展望の無い雰囲気は記憶に残っていた。
山頂ではザックを下ろすことなく写真だけを撮って直ぐに下山する。
今日の山歩きで一つだけ感心したことがあり、この方位盤が鳥瞰図で無かったことである。山頂からは360°展望が無く、鳥瞰図にしても山はまったく見えないのだ。
長く林道跡歩きをすると、どこに行ってしまうか判らないので早々に登山道に戻る。
下りでは登り時に考えていた林道跡歩きをしてみる。
登山道での登り返しをエスケープ出来て楽にはなるが・・・
下山30分にて”妙見峠”に戻る。
尾根筋の登山道には屋久島の白谷雲水峡で見た”ハウルの動く城”のモデルになった木の根っこの塊が幾つかあった。
もう来ることはないと思うが、本殿への石階段を上らずに、この車道を通っていれば何の問題も無く、妙見山に登れたのにと登山口を眺めながらしみじみと反省する。
淡々と下り、53分にて登山口に戻る。
”三重塔”に比べて、改修中の本殿は相当朽ちており
ボロボロだった。どこまで改修するのかは知る由無し。
    標高差:359m
累積標高差:469m